TOMIX14系寝台車グレードアップ改造

 新系列客車として華々しく?デビューしたのが昭和46年10月改正の急行瀬戸でした。先行試作車にて試験運用し本格的には昭和47年3月改正で”さくら””みずほ””あさかぜ”で特急デビューしました。その後同年10月改正で”あかつき””彗星”にも14系を投入。また後の改正では、”日本海””明星”にも運用開始した。最も輝いていたこの時の編成を再現すべくTOMIXの14系を揃えたが、一部手を加えてオリジナリティーを出しました。編成は”さくら”にするか”あかつき”にするか迷ったのですが、門ハイ時代の広域運用(長崎・佐世保・熊本―大阪―青森)というJRとなった今では考えられないような運用とっていたのと、付属テールマークシールに字文字の”あかつき”があったということでこれにしました。


背もたれ部にあるバリをカッターで削りさらに紙やすりで平滑にし室内集電用の穴をプラバンで埋めさらに廊下と寝台の仕切り板をプラバンで製作しました。その後全体を青22号で塗装し、下段寝台部及び背もたれ部をマスキングし再度全体をキャラクターフレッシュにて塗装しました。


エバーグリーンから販売しているプラバンを使いました。(幅4mm、厚さ1mm)これを1cmピッチにカッターで切断していき接着しないほうの面の角をヤスリでRをつけてやります。その数なんと184個


取付けには、プラバンt=1.0mmを介してKDカプラーをネジ止め。ジャンパー栓は左右分割後現物合わせでプラバンの厚みを薄く削りながら瞬間接着剤で固定しました。その後のフラットブラックにて筆入れはいうまでもない。


寝台の側面及び下面をキャラクターフレッシュで塗装し、ベッド面をエナメル塗料のスカイブルーで塗装したものを、寝台下段から約4mmのところに中段寝台の下面がくるように接着。


特注の梯子パーツ


梯子を取付けた室内の様子。φ0.3の真鍮線を渡しテーブルと梯子の天端に瞬間接着剤で固定しました


完成


共通加工として全車ボディーマウントTNカプラー化(スハネフ14の車掌室側を除く)をしています。
JC62と0333トイレタンクの組み合わせです。(最近はトイレタンクだけ分売してるみたいですが・・・)JC62を大量に買ったときはさすがに怪しまれました。(^^;;;

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TMS 2002.6(No.687) p79掲載

2000.10落成