クハ480-9
昭和60年にくろしお増発用にサハ481やサハ489から先頭車改造されたグループです。昭和62年には南福岡に転属され晩年はMIDORIEXPRESSとして活躍したのは記憶に新しいかと思います。今回改造するクハ480-9はAU12搭載車です。新製当初(昭和47年)はサハ489-1として向日町区にいたが昭和49年サハ489-201として改造され金沢に転属その後昭和60年に前述の先頭化改造された経歴を持つ車である。


AU12搭載ということで一度、クハ481の屋根をいったんフラットに仕上げます。
AU12クーラーはKATOの分売パーツがありますが、TOMIXの485系用が個人的に気に入っているためこちらを使用します。なぜかというとTOMIXの方はク―ラー上部蓋のリベットが再現されているためKATOより精密です。(^^;
短い方のクーラーはモハ484のものを写真のように加工します。


当然クーラーの爪部を切断し、屋根に接着します。
またガーランドベンチレーター(銀河N-052)、強制換気装置(TOMIX)、列車無線アンテナ(KATO)、排気ダクトも取り付けます。
この排気ダクトは余剰車より切出し整形し取付けますが、非常に小さいため仕上げが非常に面倒です。分売パーツが欲しいところです(^^;


床下はMGリアクトルのみ撤去して誤魔化しました(^^;
カプラーはすべてTN化してます。トイレタンクの位置がクハ481とは逆側になるため位置に注意が必要です。


ヘッドマークの縮小化です。
貫通扉が埋め込まれているため、マーク部だけを細工します。まず左のようにいったん四角く仕上げます。次にプラバン(t=1mm)を切出し左の写真のようにセットします。最終的なヘッドマークサイズより穴が小さくなるように3面セットします。


マークレンズは当初TOMIX製の流用を考えたが、Hゴムが表現されていないことが気にくわず、キハ58か28の貫通扉窓もいいかなと考えていましたが、結局W氏にモデラによる製作依頼をしました。サイズは写真などから計算で求め、試作品を作ってもらいそれがすぐに気に入ったため即納品、写真がそれです。
なおクハ480が九州に転属してきたころは簡易貫通扉がまだついていました。マニアックに再現したい方(国鉄末期)は扉を買ってきてくり抜いて取付けるだけなのでそっちの方が結構楽かもしれません。(TAVASA:PN‐496クハ480貫通扉)

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