KATO583系グレードアップ改造(クハネ581形も同時製作)

1999.12落成

 今となっては、TOMIXからクハネ581を含む583系のHG仕様車が販売されてますが、KATOの583系からも比較的簡単にクハネ581が製作できます。当工場でも以前から紹介はしていたのですが、いろいろ質問等あり再度詳しく紹介しますので参考にして下さい。

クハネ581

まず屋根ですが、クハネ583とはベンチレータが並ぶ側が違います。初期車クハネ581-1〜9は1列ではなく千鳥配置になっていますが・・・
TOMIXの分売パーツPB-103を使用し新しく並ぶ側にφ1.5で削孔し取り付けます。また屋根色は好みなのでしょうが、クーラー及びベンチレーターと屋根の色は変えてみました。屋根で忘れてはならないのが、運転台寄りの1番目のクーラーの向きがクハネ583と違うこと。これは他車から削りだし新設。同様に通風器も位置が違う・・・。アンテナも・・・。いろりろ屋根上は曲者です。各資料、写真等から適当に加工してください。(なんと無責任な・・・(^_^;))。なお、一部の改造記事ではモハネ583との切継ぎも紹介されていますが強度上修正する付近を一度つるつるに仕上げ、各パーツ類を配置するほうがベターでしょう。

メインとなる加工はやはり機械室窓の設置、方向幕窓開け直し、客室ドアの移設(新設)、寝台小窓開け直し、給水設備部明取窓開けでしょうか。丁寧に穴埋めしたり、穴あけしていき所定のパーツ類をはめればOKです。機械室ルーバーはTAVASAのルーバーパーツを貼り付けます。なお新設した客室ドアは、モハネ582からサクりました。

運転室ドアは若干クハネ483と位置が違うのですが、あまり気にならないため無視しました。(^_^;)
あと非常口部のスジ彫りも行っていません。余剰車からサクってもってくるのもアリでしょう。
なんといっても一番のポイントは雨樋を痛めないよう細心の注意をもって加工に望むことです。

サハネ581
サハネ581-4

サハネ581-1
サハネ581も初期車はベンチレータが千鳥配置です。編成に変化をつけるため12両中、2両組込まれるサハネですが、両車とも初期車にしました。(九州には似合う?)
ここで車端にある通風器に注意。全車共通ですが、噴出し口を正規の形に仕上げます。屋根と一体となった部分にカッターを入れ、斜めにしてやるといいでしょう。

モハネ583/582

当初、581/580ユニットを再現しようと考えていましたが、製作時間の関係で見送りました。うちの3ユニットともすべて583系です。

サロ581

枕カバーだけ塗ってみましたが結構、栄えます。

サシ581

テーブルクロスを白、椅子を橙色に塗ってみました。


全車共通加工
 TN化、ステップ取付、汚物処理タンク取付、床下/台車枠の黒塗装、クーラー部/ベンチレーター部色入れ


ライトケースリムはフラットアルミ、運転室内は薄黄緑
愛称幕部は一段へこんでいるため、はめ込み式にそのうち変更します。幕は”彗星”か”にちりん”あたりに・・・ 

車輌工場へ