マイクロエースの185系電車グレードアップ改造
(シュプール号「フルフル」)

 1984年国鉄時代、当時人気のあったスキーバスに対抗するため、安値のパックとして夜行日帰り型のシュプール号を運転開始。それ以来毎年の需要も増えてそのネットワークも拡大してきた。そして1994年、シュプール号運転10周年を記念して、JR東日本が車体にイラストを描いた電車を運行その名も「フルフル」の登場である。種車は185系の2編成13両。最大のPRを図るため、シーズン中は毎日運転の「シュプール上越」と「シュプール草津」に充当された。
 模型の方は実車が元の塗装に戻され忘れた頃に、マイクロエースから発売予告が…。現ブツを見て、塗装がすごい。よくもここまでといった感じである。初版発売はアッというまに市場から消え大ヒット商品となった。またマイクロエースにしては珍しく再生産したが、時既に遅く叩き売りネタの不良在庫となっていたのである。


印刷は現代でも通用します。そこで、ある程度の軽加工で他車と並んだ時に違和感がないレベルにまでレベルアップを目的とします。

主な改造箇所
@台車交換・・・アリイのこの製品何故か全車DT32を履いています。クハ、サロはTR69へモハはDT32へそれぞれTOMIX製に交換します。
A動力交換・・・製品のモーター車はサロです(爆)。モーター車丸々KATO製に交換。当然モハ185あたりに仕込みます。
Bサロの窓拭き・・・サロの窓は動力ユニットを隠す関係で真っ黒に窓の裏側から塗られています。シンナーで落とします。
Cサロの床下手配・・・足元を奪われたサロにKATOサロ185床下ASSYを装着。
Dパンタ交換・・・KATO製へ
E避雷器交換・・・KATO製へ
F前面ヘッド/テールライトを白色LED化
Gその他・・・列車無線アンテナ、ジャンパー栓取付け、テールライトレンズ色落し&クリアーレッド塗装、中間部カトーカプラー化ほか。


白色LEDと抵抗(1kΩ1/6W)を取付けた様子



白色LED効果かぁ〜
クハ185-300にはジャンパー栓もお忘れなく・・・



取付穴はKATO製パンタに現物合わせで・・・



床下は両面テープで固定。
あと気になるのはトイレ窓のサイズかな・・・



モータ車の取付けには同じくKATOの余剰車となっている窓下のツメ受け部を切り出し現物あわせで車体に接着しました。
今回は、583系の窓よりツメ受け部を切り出しました。ちなみにモーター車は、モハ456M車+117系用のモーターカバーという組合わせです。要はなんでもアリということで・・・

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2003.1落成